・・・　オリンピック　・・・


この前、サッカーのコッパ・アメリカ（アメリカ杯）でブラジルが優勝しました。
久しぶりに勝った瞬間はドンパチ・ドンパチでうるさかったです。今回はアルゼンチンとの決勝で、最後はPKで勝ったみたいですが、アルゼンチンではみんながっかりだったでしょうね。ブラジル人があまりに喜んでいるので、負けたアルゼンチンのことを考えてしまいました。

来月はいよいよオリンピックですが、ブラジルでも騒がれています。ブラジルってこんなに混血も多いし、アメリカに劣らないほど有能な人も多いと思うのですが、オリンピックで取るメダルの数って本当に少ないんです。確か、前回も金メダルって一つも取れなかったんじゃなかったかな？間違っていたら、すみません。

貧しい人はほとんどサッカーだし、まだまだスポーツの世界が開かれていないようです。しかし、最近は、今までよりも他のスポーツをする人も出てきたし、ブラジルでの今回のオリンピックの注目選手の一人でもあるダイアニ・ドス・サントスも、たまたま公園で遊んでいるところをスカウトされたようです。

彼女の専門は体操。それも得意は、床運動。彼女のジャンプは本当にすごいです。人間はあんなに高くジャンプできるんだと関心させられます。彼女だって、もし、公園で遊んでいる時にスカウトされなかったら…。ブラジルにはもっともっといると思います、有能選手。きっとどこかに埋もれているんでしょう。早く発掘されるといいのに…。

私がブラジルに来た当時のスポーツニュースってほとんどサッカーだけ（少しF-1もある）だったけど、最近は、少しずつ他のスポーツのニュースも増えてきました。これからまだまだ伸びていく国だと思います。

最後にスポーツ続きで、日本では格闘技でブラジル人選手が増えていますが、こっちでは日本ほど格闘技は盛んではありません。きっと、ブラジルは格闘技が盛んで、ブラジルでは誰もがグレイシーのことや、ノゲイラ、ヴァンダレイ・シウバのことを知っていると思うかもしれませんが、実は、彼らのことは格闘技をやっている人、好きな人、又は、その関係者くらいしか知らないと思います。

現にこの前、朝の番組にノゲイラ兄弟が出ていましたが、司会者も、「この兄弟はブラジルでは誰も知らないけど、今日本では有名なんだ。」と日本であったプライドの試合の様子などを放送しながらノゲイラを紹介していました。ノゲイラも日本人の礼儀正しさなどをほめていました。彼らは日本では暮らすつもりはないみたいですが、日本はとても気に入っているようです。（まあ、賞金の額も違うでしょうし…）

のほほ〜んと暮らして、楽なことだけしたいというブラジル人が多い中で、彼らみたいに気合の入っているブラジル人を見ると、ブラジル人も捨てたもんじゃないな、とうれしくなってきます。

サッカーだけじゃなくて、世界に認められるスポーツ選手がブラジルからどんどん出てくることを願っています。

それでは、次回まで。チャオ！


みどり＠ブラジル