@ブラジル

サイト管理人からのお知らせなど

2001年から2005年までメルマガ・出たっきり邦人でブラジルからライターをしていました。

もう今では卒業し、ライターはしていませんが、記録に残したいので、ここに残します…。

みどり@ブラジル

□■□■□                         □■□■□
■□■□■出たっきり邦人・米州編・ 03・02・28・148■□■□■
□■□■□                         □■□■□

            〓ブラジル・マラカジュ発〓

     
        【みどりのブラジル生活】

        ・・・ その8 ・・・

みなさん、お元気ですか?ブラジルは、バレンタインズデイも終わり(こっちでは、そんなたいした行事ではないですが。)、今ではカーニバルの準備で大忙しといったところでしょうか?今年のカーニバルは3月の始めです。毎年、大体カーニバルは2月なのですが、陰暦で動くのか、今年は3月1日〜4日辺りです。

 


・・・ 新政権 ・・・
 
去年末に労働党のルーラが大統領になったことは以前メルマガで書きましたが、今年に入って就任式がありました。その就任式には、ブラジル国中の支持者など約15万人(20万人とも言われています。)集まったようです。普通、大統領の就任式ではこれほどの人は集まらないでしょう。
歴代の大統領の時も、せいぜい集まっても1〜2万人ですよ…。
職工から大統領という異色の経歴を持つ、彼のカリスマ性を実証するような熱烈な民衆の歓迎でした。

彼が当選した時にも、感極まって泣いていた人たちがテレビに映っていたし、就任式の時も、ルーラが大統領になったことが嬉しいのと、ルーラに会えた嬉しさのあまり泣いている人たちが沢山いました。彼の人気は、アイドルの人気そのものです。就任後に訪れた町々でも、多くの支持者達によって、毎回もみくちゃにされています。これほど人気のある大統領っているでしょうか?しかし、あまりに国民に期待されているので、私としてはこの人本当にこれから大丈夫なのかしら?…と、少し不安になります。
みんなのこれほどまでの期待に本当に答えられるのでしょうか…?
私の知り合いの労働者の人も就任式の日に、「これから、この人(ルーラ)が私たちの生活を変えてくれだろう。」と、言っていました。きっと労働者達は、ルーラが彼らの今の生活をどうにかしてくれることを信じて彼に投票したのでしょうし、その期待に答えてもらいたいものです。

この新大統領ルーラの幼少時代は極貧で、誕生して1年以上生き延びれたら奇跡とされる地方に育ち、食べる物もろくに食べれず、お米が食べれたのは病気の時だけだったようです。父親が家族を残して他の女と駆け落ちしてしまい、母親は、ルーラが5歳の時に、サンパウロに家族で移り住んで、彼も小さいながらも家族の為に靴磨きから、洗濯屋の御用聞き、あらゆる職業を転々として家計を助けました。少年時代に初めて食べたパンの味が忘れられないという話はとても有名です。さらに、針工場で働いていた19歳の時、プレス機で左手の小指を挟んで失ったり、最初の妻が妊娠8ヶ月で死亡したほどの下級工場労働者の生活。26歳の時、兄が労働組合への参加を薦めたのが、政治の世界へ足を踏み入れるきっかけとなったそうです。1975年ABC労組の組合長に就任。

しかし、当時は軍政時代でしたので、投獄され過酷な扱いも受け、1980年に拘置中、母親とも死別しています。その後は、労働党(PT)に参加し、大統領選にも過去3度立候補しています。今では労働党の顔です。3度も失敗してここまで這い上がりました。普通だったら、あきらめませんか?すごい執念というか、やはりこれだけ民衆の心をつかむ人の行動力はすごいですね。
これは、アメリカンドリームならぬ、ブラジリアンドリームがかなった話。
映画にでもなりそうですよね。食べ物もろくに食べれず、学歴もない人が、1国の大統領になったんですから…。

私はブラジルでは、貧しい人には、「機会・オポチュニティー」があまりにもない、貧しい人は、サッカーが上手でサッカー選手にでもならない限り金持ちにはなれない…と思っていましたが、彼が私の考えも覆してくれました。
今でも貧しい人には、いろいろな機会が少ないことには変わりはないのですが、それでも、彼のようにがんばれば(大統領になる人はあまりいないと思いますが…)、道は開けると貧しい人たちに希望と勇気を与えてくれたのではないでしょうか?

彼は、とにかくこういう経歴の人ですから、悪い人ではないと私は信じます。
あとは、彼と彼の頭脳陣営がこれからうまくブラジルを引っぱってほしいと願います。彼の一番の公約「Fome Zero」(飢えゼロ・飢餓撲滅ってことでしょうか)プロジェクトも、心配されましたがようやくテストとしてピアウイ州から開始されました。選挙の時はこの人が大統領になったらどうなるんだろう〜、本当に大丈夫〜?せっかくカルドーゾ(前)大統領でいい感じだったのに〜(この大統領は任期8年まっとうしたので、再選できない。)、労働党の彼にはなるべくなって欲しくないなぁ〜…と思っていましたが、もうなってしまったんだし、これから4年は政権は変わらないし、とにかくこれからうまくいくように願っています。がんばれ、ルーラ!



   ・・・ ポンタポランとペドロ・ファン ・・・

先日、急な用事ができて、パラグアイのアスンシオンに行って来ました。
パラグアイは、私の住んでいるブラジルのマットグロッソ・ド・スル州(以下MS州)に隣接する小さな国です。人々は、ブラジル人よりも素朴な感じがします。私の住むマラカジュにはパラグアイ出身(ブラジルで生まれ育っているけど、先祖がパラグアイ人)の人も多いのですが、彼らはよく昔のブラジルーパラグアイの戦争の話をします。昔、パラグアイは南米でも一番強い国だったそうですが、その当時、力のあったイギリスがそれを良く思わなくて、ブラジルに頼んで戦争したそうです。ブラジルにはバックにイギリスがいるし、結局ブラジルが勝ったんですが、その戦争時に多くのパラグアイ男子が亡くなり、また土地も沢山没収されてしまいました。このMS州の一部も昔はパラグアイだったということです。今では、南米でもとても貧しい国の1つになっています。

MS州にパラグアイと隣接する町でポンタポランという市がありますが、そこはとても面白い市です。パラグアイ側のペドロ・ファン・カバイェロ(ちょっとスペイン語読みははっきりわかりませんが、こんな感じです。以下ペドロ・ファン)という市とポンタポランは、芝生がしいてあり真ん中に大きな木も植え
てある大きな道を境に、ブラジル側のポンタポランの車道と、パラグアイ側のペドロ・ファンの車道があります。何も知らないで来た人は、この2つの市を1つの市だと思ってしまうかもしれません。国は違うのだけど、別に関門もありませんし、みんなそこを自由に行き交っています。観光客や、ブラジル・パラグアイに入国したい人は、ここで、出国・入国のスタンプを押してもらいます。

1つの市のように見えると言っても、パラグアイ側は道路もあまり舗装されていないし、お店、家なども少し古く貧しそうに見えます。ブラジル側の道路はある程度舗装されているし、お店も、家も、もう少しきれいです。パラグアイは中国から安い品物が入っているので、物はペドロ・ファンで買う方が安いです。
MS州の人は、わざわざこの中国製の品物を買いにここに来るくらいです。

普通、MS州とパラグアイは時間帯が同じなので、今まであまり気にしていなかったのですが、最近ブラジルの夏時間は終わってしまったせいか、パラグアイと時差があり、道を隔てて時間が違うというのは面白い感覚でした。しかし、今回はこのせいで、ペドロ・ファンで夜9時半のバスに乗ろうと思って、8時45分にバス停に着いたから余裕〜と思っていたら、パラグアイでは、その時もう9時45分で、バスに乗り遅れてしまいました…。でも、アスンシオン行きのバスは夜中にも数本出ているので、大丈夫です。

言葉は、ポンタポランはブラジル側なのでポルトガル語。ペドロ・ファンはパラグアイ側なのでスペイン語。だから、ここに住んでいる人はポルトガル語もスペイン語も話せる人が多いです。それでも、カタコトしか話せない人、自国語しか話せない人もいるのには、驚きます。覚える気がなければ、いくら
道を隔てた向こう側の言葉でも、はやり家の中や身近な人の話す言葉しかわからないもんなんですね…。

MS州には、このように道を隔ててパラグアイ側とブラジル側とに分かれる国境沿いの市が少しありますが、その中でもここが一番大きいです。このポンタポランから、私の住む町マラカジュまでバスで約3時間半かかりますが、その間、途中に以前メルマガに書いたセン・テーハ(土地なし)の人達の大きい部落が2〜3あります。この前のメルマガで、セン・テーハの人達は黒いビニールで家を作って…と書きましたが、今回よく見てみたら「家」とは言えるものではなく、「小屋」でした。それにしても、大きいところは、黒いビニールで作った小屋が100〜200くらい集まっています(もしかして、
200以上あったかも。ちゃんと数えていないので…)。ちゃんと井戸も掘ってあるし、小屋の前には小さな菜園もあります。なんと、車を持っている人までいます。ちなみに、このセン・テーハの部落には未だに去年選挙時のルーラのポスターが沢山張っています。もちろんここでも大人気のルーラ。

ポンタポランーマラカジュ区間には、この部落以外に、家が集まっているところは一箇所しかなくて、その区間のバスに乗ると、その家が集まっているところで、この区間唯一のトイレ休憩があります。しかし、ここのトイレは緊急事態(?)以外の普通の日本人ならあまり使いたくないようなトイレです。そうそう、南米でお勧めなのが、トイレクリーンとかいう便座を消毒するウェットティッシュみたいなもの。ロサンゼルスで日本人の友達に「アメリカ旅行の時に使うかと思って持って来たけど使わなかったから、いる?」と聞かれて、「え?そんなのあるの?いるいる!」って、5〜6袋もらいました。確かにアメリカのトイレではそう必要じゃないかもしれないけど、ここでは大活躍!とにかく、南米のトイレ
の便座は汚い!しかも、便座のないところもある!サンパウロといった都会ではそれほど感じませんが、地方に行くほど汚いです。

このポンタポランはマラカジュからしたら、一応隣の市なんです。だって、途中に町ないし…。でも、隣の市まで3時間半は、遠いですよね…。マラカジュと他の隣市でも、近くて1時間半〜2時間。ちょっと日本では考えられない長さですね。このポンタポランーマラカジュ間は特に道が悪いので、車でもバスでもお勧めじゃありません。半分はガタガタ道、ぬかるみ道です。まあでも、こんな区間のバスに乗る人や車で通る人なんて、ブラジル人でさえもこの区間の部落や農場に用事のある人くらいだと思うし、ましてや日本人じゃ心配しなくてもこんなところ通る人はいないよね…。お勧めでも通らないよね、きっと…。

ところで、マラカジュからポンタポランに行く際は問題ないのですが、ポンタポランからマラカジュに行く時には必ず連邦警察が途中で乗り込んできます。
ポンタポランから来る=パラグアイから来るということになるので、パラグアイから入ってくる麻薬や、密入国の取り締まりです。これは、国境に近いとどこの国でもよくやります。警察にいろいろ聞かれるのは、問題なくても毎回ドキドキします。

ブラジルからパラグアイまで一応海外旅行(?)なんですが、なんせこうも簡単にバスで行けるので、ジーパンにTシャツ、裸足にぞうりで行って来ました。
アメリカに行く時にも、さずがにぞうりではないですが、素足が見えないスリッパみたいな靴でよく行きます(靴下は履いたり履かなかったりです…)。それに荷物もあまりないので、そんな格好で来たの?といつも驚かれます。しかし、この格好以外にどんな格好があるの?という感じですが、よく考えたら、飛行機に乗るなら、もう少しきれいな格好した方がいいのでしょうね?しかし、今回はバスの旅なので、それほど気にしないで行けました。でも、裸足の人はブラジル人もパラグアイ人もそう言えばあまりいませんでした…。南米バスの旅は、常に用心していないといけないですが、それでも私は大好きです。(安いし…。)ちなみに、ペドロ・ファンからアスンシオンまでバスで約7時間で、料金は1000円前後(料金には差がありますが、料金の高いバスはそれなりに乗り心地も良いし、乗っている人達の層もいいし、お勧めです。)です。

  
それでは、次回まで、チャオ!(^-^)/


みどり@ブラジル



RSS twitter livedoorクリップ Buzzurl Google Bookmarks delicious Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマーク はてなブックマーク
Trackback URL

Add a comment

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 

プロフィール

みどり

ブラジル書籍










コメントありがとう♪
メルマガ登録
ブラジル料理のレシピを配信!
メルマガ購読・解除
ブラジル☆まるかじり
   
バックナンバー
powered by まぐまぐトップページへ
人気ブログランキング♪
↓ポチッと応援よろしくおねがいします!☆(^∀^)/
人気blogランキングへ
FC2 Blog Rankingへ
つぶやきfromブラジル
ブラジルあれこれ商品
ブラジルコーヒー
ブラジルのコーヒーは有名ですよね。是非一度、濃いブラジルコーヒーを味わってみてください!

ブラジルのお菓子
ブラジルのお菓子は日本のお菓子には負けますが、ちょっと味見してみてください。案外はまるかもしれません。

ポンデケージョ
今は誰もが知っている『ポンデケージョ』。チーズのお菓子です。もちもちして、と〜っても美味しいです。ミックスが売っていますので、おうちで簡単にできちゃいます!

ブラジルのプロポリス
いわずとしれた天然の抗生物質『プロポリス』。我が家では、病気の時はこれ1本です。

ブラジルのアガリクス
実は私は飲んだことのない『アガリクス』。今、ちょっと問題になっていますので、ちゃんとしたところから購入してくださいね。

ブラジル音楽
ブラジルの音楽といえば、サンバ・ボサノバ…。ん〜、私はあまり興味ないけど、ボサノバならいいかな…?

ブラジルサンバ
私も聴いてみないとな…。

ブラジルのファッション
ブラジル人のファッションといっても、サンパウロやリオならファッションって感じだけど、他の地域は普通に短パンとTシャツで、ぞうり履いています。ショック?
QRコード
QRコード